(イザヤ6.8)
主任司祭 大海明敏
10月はロザリオの月 、そして世界宣教の日を迎える祈りの月と言われています。
皆さんご存知の通り、教皇フランシスコは『無力になったら必ずロザリオを唱えなさい。そうすればあなたの願いが叶えられる』と勧めました。
またこうも言われました。「宣教は、神の呼びかけへの自由で自覚的な応答です。日常生活の中で、宣教への呼びかけに耳を傾ける備えができているだろうか。いつくしみ深い父なる神への信仰をあかしするために、イエス・キリストの救いの福音を告げ知らせるために、教会を築くことによって聖霊の聖なるいのちを分かち合うために、どこへでも派遣される覚悟ができているだろうか。」
皆さん、昔イエスが弟子たちに与えた課題は「全世界のすべてのものに福音を宣べ伝える」という非常に困難なものでした。弟子たちの心にはできるわけがない、そんなことは無理だといった思いが湧き上がったことでしょう。しかしこのイエスの生き方を模範にして、弟子たちは信じなかった者から、信じる者になって、困難に立ち向かう者へと変えられていきます。これこによって、私たちはイエスといつも共に歩んでいるのです。 福音を通じ、そしてロザリオをとなえ、私たち自身が聖霊の働きを信じ、言葉や行いによって福音を告げ知らせることができるよう、一緒に祈りたいと思います。