「心の平和」

大海神父の黙想

        

主任司祭 大海明敏

「大切なのは、

私たちがどれだけの

行動をするかではなく、

それをするのに

どれだけ愛を

注いでいるかです。」

マザー・テレサ

私たちは皆、神様から愛の心を受け取っています。そして神の恵みで人を愛し、その恵みを分かち合いする人だけに神の豊かな恩恵がともにあるのです。その恵みを生きて互いに生き支え合う事で、神の国の現存を証ししているように思われます。

私たち一人一人の内に働いて下さる神様に全てを信頼しながら、神の御旨と完全に一致するように行動したいと思います。

しかし時には自分の中にある自我、自分中心の考えと行動が、気づかぬうちに入り込んできます。その時、互いに生き支え合うことはできず、その責任を他人になすりつけ、心の不安、悩みが絶え間なく続くのではないかと思うのです。

8月は私たちにとって平和を見つめ平和を願う月です。

カトリック教会は8月6日から15日を平和旬間と定めています。それに合わせて、私たち平針教会も毎年平和を祈り求めます。

今、忙しい日々の中で、まず自分自身の心の中に主の平和があるように祈りましょう。心の中に平和がなければ、主の平和の道具になれないからです。 そして、家族、共同体、周りにいる人々と平和を築いていけるように願い求めます。心の平和をさまたげるものをしっかりと見つめ、世界に平和があるように祈り求めましょう。

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